全560ページ!税込み5,378円のモンハンワールド公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」を購入してみた感想

約5,300円!CAPCOMの「モンスターハンター:ワールド」公式設定資料集を購入!

構想から開発まで約4年、2017年にアメリカで開催されたElectronic Entertainment Expo 2017(E3 2017)にて次世代機でのモンハンシリーズの開発が発表され、その7か月後の2018年1月26日(金)に発売された『モンスターハンター:ワールド』(Monster Hunter: World)

2019年1月23日にはDL販売も含む世界累計出荷本数が1,200万本超えと、CAPCOMの過去作を含めたソフトの中でシリーズ最高記録を更新。

発売から1年以上が経過した現在でも無料DLCの配信や、2019年の秋には続編の「アイスボーン」発売が決定していたり、まだまだ快進撃が続くMHW。

MHW公式設定資料集『DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD』発売!

そんな世界的なビックタイトルに登り詰めた「モンスターハンター:ワールド(MHW)」の世界観をまとめたCAPCOM公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」が2019年1月29日(火)に発売!

DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集

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この公式設定資料集は2000点にも及ぶ設定資料や開発者インタビュー、全560ページの圧倒的ボリュームでMHWの世界観を解説する究極の生態白書。

CAPCOMではこれまでも「モンスターハンターイラストレーションⅠ」「モンスターハンター大全」など十数冊のイラスト集設定資料集を発行しているが、今回の公式設定資料集もなかなかの出来栄え。

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今回はそんなCAPCOMの公式設定資料集を楽天ブックスで購入して読んでみたので、この「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」の購入を考えている人向けに、この本の内容や評価などをレビューしていきたいと思います。

究極の設定資料集!モンハンワールド「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」の内容レビュー

CAPCOMの公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」の値段は税込み5,378円。今回は楽天ブックスで購入したがAmazonや他の本屋で注文しても値段は一緒。

ゲーム系の設定資料集としては高い部類に入るが、全560ページのフルカラー本なので価格としては妥当かな?

この公式設定資料集を手に取って一番に感じる印象が「とにかく本が分厚くてでかい」、全520ページを読み終わるまで軽く1週間はかかりそう。

いままで購入してきたゲームやアニメの設定資料集の中ではゼノギアスの公式設定資料集が一番大きかったが、「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」はそれよりでかい。

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本の大きさは297×235mmのA4用紙よりも少し大きめのサイズで厚さ3~4cmくらいあり、ちょっとした辞書みたい。全560ページの大型判型は重さも1kg以上あって、まさに怪物の名に相応しいモンスター級の設定資料です。

モンハンワールド公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」の主な内容

■モンスターハンター:ワールド公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」は全5章+αで構成されている

・第1章はMHWの世界に登場する登場人物や拠点の紹介。

・第2章は新大陸におけるフィールド構築の過程を無数の設定画と開発秘話で余すことなく解説

・第3章は新大陸に生息するモンスターの生態を設定画を開発陣のコメントと共に解説。

・第4章は武具の章、アステラで作られる武具の設計図をイラストやCGと併せて掲載。

・第5章は物語考察の章、古龍調査団が新大陸を踏破していった道程を記す史科。

CHAPTER1 「登場人物・拠点の章」

第1章ではモンスターハンター:ワールドの世界に登場するキャラクターやアステラ拠点の設定画をイラストやCGで紹介。第1期調査団から第5期までの主要なメンバーやアステラで働く人々、テトルー、古代竜人、ガジャブー、ギルドガールズなど全72ページ。

この他にもソードマスターの兜に付けられたキズの由来や、過去作に登場した「筆頭ルーキー」ではないかと噂の陽気な推薦組についての解説も少しある。

■モンハンシリーズ初の「男の娘」受付嬢!?

登場人物の章で注目なのが設定初期段階の受付嬢デザイン。一見女の子のように見えるが下にはアレ(ゴールデンボール)が付いているらしい・・・。正直このイラストが拝めただけでも約5,300円だして本を買っただけの価値がある。

たぶんこの受付嬢(男の娘バージョン)のイラストは初代MHからキャラクターや防具のデザインを担当されてる「えだやん」さんのものだと思うけど

【解説】えだやんはCAPCOMに所属する有名なイラストレーターで、ゲームには「私立ジャスティス学園」や「ストリートファイターZERO」の頃から参加している古株。モンハンシリーズではキリン装備やレウス装備を生み出した秀才。

イラスト引用 http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/10th/sp/greeting/08.php

MHW公式設定資料集の中にこの他にもコルセット装備のポニーテール受付嬢や、ハンターの直接サポートを想定して掛かれた笛装備の受付嬢など、デザイン段階初期の貴重なイラストスケッチが多数掲載されているのでおすすめ。

第3期団団長の竜人族のお姉さん物資班リーダー(第4期団)、アステラ拠点4F「星の船」のギルドガールズのイラストも可愛いくて出来が良いので、公式設定資料集が気になった人はAmazonなどで「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」を購入しよう!

CHAPTER2 「新大陸の章」

第2章では「古代樹の森」「大蟻塚の荒地」「陸珊瑚の台地」「瘴気の谷」「龍結晶の地」「地脈回廊」「大峡谷」「特殊闘技場」「地脈の黄金郷」など、新大陸を構成するフィールドマップの詳細が、イラストやCG画像で解説されている。

制作陣の開発秘話としては、大蟻塚の荒地には当初ラギアクルスを登場させる予定だったが、開発段階でどうしても難しい側面が出てきてしまったため、紆余曲折を経て「沼地」から「大蟻塚の荒地」へ変更された経緯が面白い。

【解説】MHWのプロトタイプではラギアクルスが登場しているのだが「長い首が特徴であるラギアクルスのモーションを新たに作ろうとすると、技術的な問題点が多々あり(ファミ通)」本作では未実装なっている。

参考記事→https://www.famitsu.com/news/201803/23154202.html(ファミ通)

■瘴気の谷に眠る巨大な竜骨についてユーザーの考察があるがその答えがこの本に載ってる。

陸珊瑚の台地の下層に位置する「瘴気の谷」のフィールドは、何か巨大な生物の骸で構成されている。

一説によるとこの巨大な竜骨はMH4に登場した伝説の古龍、蛇王龍「ダラ・アマデュラ」の骨ではないかと言われ、頭部に生えている無数の扇状棘や特徴的な尻尾の骨など、瘴気の谷を探索すると随所にその説を裏付ける証拠が残っている。

しかもこの骸は瘴気の谷に複数現存しており、今だ謎多き新大陸の「古龍渡り」に関係があるのかも知れない。

CHAPTER3 「生物の章」

第3章となる「生物の章」では牙竜種、飛竜種、獣竜種、古龍種、草食種、水棲種、甲虫種、環境生物など、現在新大陸でその存在が確認されている全ての小型・大型モンスターが開発陣のコメントと共に紹介されている。

そのデザイン画の中にはまだ発見されてない未確認の新種と思われるモンスターや、溶岩の外骨格に覆われる前のゾラ・マグラダオスの全身図など、開発段階の貴重なイラストの数々が多数掲載されている。

この他にも原案段階のゾラマグラダオスがSSSグリットマン(2018年/アニメ)に出てきた怪獣に似ていたり、リオレウスが翼を動かすときの筋肉の動きを表現したイラスト、リオレイア亜種の下面図など、普段のプレイでは見ることのできないゲーム制作の裏側が見て取れて面白いです。

CHAPTER4 「武具の章」

第4章ではモンスターハンター:ワールドの世界に登場する武器や防具のデザインを、設定や複数のイラストと共に紹介。アステラ際の限定衣装操虫棍の猟虫標本オトモ装備など、ほぼ全ての武器・防具のイラストが掲載されている。

■武器・防具のイラスト集についての感想

武具イラストの中では「ギルドクロス」シリーズのイラストがめちゃくちゃかっこいい。他にもヴァルハザクとキリン装備、マムタロトのラフデザイン画が良い。

※MHWにキリンが登場したのは徳田ディレクターが「ハイエンドなグラフィックでキリン装備が観たかったから」と開発秘話で語っている(徳田さんグッジョブ!)

バゼルギウス装備(女性)がデザイン段階のイラストは非常に可愛いのにゲーム本編ではどうしてああなった……、あとアンジャナフとリオレウス防具がゲーム本編に採用されたものとは違うデザインの防具が載っていて、とても興味深いです。

■武具の章で注目すべきはオトモ防具のイラスト画

ゲーム本編に登場するオトモアイルーの装備って色々と凝ってるデザインが多いのですが、原案の段階で複数のデザインが考案されており、ネルギガンテのオトモ装備一式だけでも7種類のイラストが存在していて、デザイナーさんの力の入れようが伝わってきて素晴らしい。

オトモアイルーの防具デザインは秀逸な物が多いので、是非MHWの公式設定資料集を購入して見て欲しいです。

【まとめ】最後にモンハンワールドの公式設定資料集『DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD』を買ってみた感想など

全560ページの設定資料集は濃密で読みごたえ抜群。ゲーム本編には採用されなかった制作初期の没イラストも多数掲載されていてイラスト集としての需要も満たしています。

ただ、このMHW公式設定資料集の残念なところは1ページに掲載されている情報量が多い分、1枚1枚のイラストやCG画が小さいこと(全部のイラストが小さい訳ではないが)、限られたページに複数のイラストを収めないといけないため、レイアウトの関係上、仕方がない部分もありますが、個人的にもう少し掲載イラストは大きくしてほしかったです。

……とは言え、この公式設定資料集にはディレクターの徳田さんやプロデューサーの藤岡さんなど開発陣のコメントが沢山掲載されており、古代樹の森はどういった意図でゲームデザインされたのか?登場モンスターは新大陸の生態系でどんな役割を果たすのか?等、モンスターハンター:ワールドの世界観を理解するうえで必要な情報が全てこの一冊に詰まっています。

ゲーム系の設定資料集としても完成度が高く、買おうかどうか迷ってる人なら購入して損はない一モンスターハンター:ワールド(MHW)の世界観をまとめた公式設定資料集「DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD」は、5,378円を出して買うだけの価値はあると思います。

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