パソコンの自作経験がない素人でもできる、デスクトップパソコンの簡単な静音化に挑戦
3DCGのオンラインゲームや大画面の綺麗な映像でゲームを楽しもうとすると、高性能なパソコンが必要になります。
私はいつもBTOパソコンメーカーの『ドスパラ』でゲーミングパソコンを購入するのですが
ゲーミングパソコンとしては優秀なのですが、性能が高いだけに冷却ファンなどの動作音が大きく、結構音が気になります。
高性能ゲーミングパソコンの音のイメージ
静音化対策がされていないゲーミングパソコンの音のイメージとしては業務用パソコンが近いです。パソコン本体を1m以上離さないと内部で回転している冷却ファンの音がうるさいです。
ゲームに集中している際は、そこまで音が気にならないのですが
単なるWebサイトの閲覧や静かな環境化でパソコンを使っている最中では、ゲーミングパソコンの動作音は、かなり騒々しく感じてしまいます。
最近はFF14や対戦戦車ゲームのWOT(ワールドオブタンクス)などのオンラインゲームを遊ぶことが少なくなった自宅のデスクトップパソコンを、実験もかねて静音化に挑戦してみることにしました。
静音化するデスクトップパソコンの性能
静音化の練習(犠牲)になるのは約3年前にドスパラで購入したデスクトップパソコンです。(さすがに新品のパソコンを改造する度胸はありません。)
■デスクトップパソコンの性能
・CPU Core i5 4570(3.20GHz)
・メモリ 8GB
・グラボ GT640(1GB)
・HDD 1TB
パソコン本体は問題なく動くのですが、毎日14時間以上は稼働させているので、そろそろ新品のパソコンに買い替える時期です。
ゲーミングパソコンは長時間動かすことが多いので消耗品みたいな物です。
私の場合は、だいたい3~4年サイクルで新品のパソコンを購入することにしています。
パソコンの動作音が大きくなる原因
ゲーム向けデスクトップパソコンの音が大きくなる原因は、放熱用の冷却ファンが原因です。
私が購入したゲーミングパソコンの動作音を調べてみると、以下の音が主にうるさかったです。
①CPU冷却ファン
②電源用の冷却ファン
③グラフィックボードの冷却ファン
④PC前面に設置してある吸気用のファン
⑤PC背面に設置してある排気用9センチファン
今回はこの中で動作を止めても1番影響が少なそうな「PC背面の排気用ファン」を止めることにしました。排気用ファンはマザーボードにささっている給電用の小さいソケットを外すだけなので、簡単に動作を止めることができます。
(もしパソコン内部をいじる場合は、事前にスマートフォンなどで内部を撮影しておくと、元の状態に戻すときに助かるので便利です。)
■冷却(放熱)ファンを止める時は以下の注意点
※パソコン内部を触る際は、必ず電源を落として感電しないように注意する!
※放熱用のファンを止める際は、CPUやGPUの温度変化に注意する!
■PC背面の排気ファンを止めた後のCPU温度変化
パソコン背面の9センチ排気ファンを止めたら感覚的に20%くらい動作音が低減できました。そこまで大きな効果はありませんが、多少なりとも音が静かになりました。
排気ファンを止めたあとのパソコン内部の温度変化は、室温18~20℃の部屋で通常より2~3℃ほど温度が高いかな?といった感じで、気温が平温~寒くなる冬場などでは影響がない範囲だと思います。
気温が高くなる夏場などでは、CPUの温度変化を見ながら必要なら排気ファンを元に戻そうと思っています。
■オンラインゲームをプレイした時の温度変化
室温20℃の状況下でオンラインゲームのWOT(対戦戦車ゲーム)をプレイしてみたところ
CPUの温度が32℃→最高45℃、GPU(グラボ)の温度が28℃→最高60℃付近にまで上昇。背面排気ファンを止める前の温度変化がどの程度か覚えておけばよかったのですが、このくらいの温度なら電源が落ちることなく、FPSも安定してゲームがプレイ可能でした。
パソコン内部を改良した時の失敗談
今回、排気ファンの電源ソケットを外すにあたり、邪魔だったグラフィックボードやCPU冷却クーラーを1度取り外して作業を行ったのですが、作業後ではパソコンの動作が若干重たくなりました。
昔、古いパソコンでCPUのグリス交換をした時もそうなのですが、素人が下手にパソコン内部のパーツや部品をいじるとパソコン全体の動作が重く(遅く)なる場合があります。
パソコンを改良する際は購入から1~2年の新しいパソコンで行わずに、私のように知識や自信のない人は失敗してもいいようにセカンドパソコンで試しましょう。
あくまで自己責任ですが、不要な冷却(放熱)ファンを止めればうるさいパソコンの動作音が静かになります。